ウエディングプランナーってどんなお仕事?フリーウエディングプランナーがその疑問に答えます!
一生に一度の思い出だから
ひところのハワイのチャペルで結婚式を挙げるような派手さとは対照的に、最近では「地味婚」と呼ばれるように、お金を掛けるよりも家族や友人と一緒に楽しむ手作り感が求められるようになりました。披露宴もホテルの豪華な宴会場ではなく、お洒落なレストランを貸切で行うなど、それぞれの希望に合わせた個性的なものが人気を呼んでいます。
そこで新郎新婦の中には、自分たちの思いを両親に伝えられる絶好のこの機会を、サプライズで演出したいと考える場合も少なくありません。しかし、何分そうでなくても忙しい新郎新婦が、思うようなサプライズを考え付くためには手助けが必要です。そこで今時の流行を取り入れつつ、羽目と予算を外し過ぎずに済むような趣向を、一緒に考えてくれるウエディングプランナーの出番となるのです。もちろんウエディングプランナーはプロですから、流行といっても欧米流の背景にある文化的要素をしっかりと理解した上で、そのカップルの要望に合うようにアレンジしなければなりません。例えば今では定着しつつある「ジューンブライド」なども、元々はイギリスの一番良い季節の挙式ということであって、日本では梅雨時なのです。本来日本では食中毒が起こりやすい季節でもあるため、そのまま「6月の花嫁」を輸入してしまっては、御両親や親戚一同のような伝統をよく知る方々に眉をひそめられかねません。しかし、ホテルやレストランでの食事に近年の日本で食中毒が起こる危険がほとんどないことや、駅直結型のホテルなどでは濡れずに移動できるということから、丁度結婚式の少ない時期ということもあって予算も抑え気味で、出席者が予定を入れやすいというメリットが活きることになるのです。
やはり新郎新婦にとっては一生の思い出となるため、いきおい低予算であっても最高のものを求める気持ちは強くなります。従ってウエディングプランナーは、数ある選択肢の中から難しい選択を迫られます。もちろん欧米での挙式スタイルの流行について情報を仕入れておくことも必要ですし、ホテルやレストランあるいはカフェの情報にも通じておかなければなりません。また、いざレストランやカフェで披露宴を行うことになれば、その店員のすべてが、改まった席でのサービスに慣れているとは限りません。そのような席を上手にまとめて取り仕切る技量も、ウエディングプランナーの仕事です。また、御両親との関係について、配慮が必要なカップルもいます。従ってそのような場合にはウエディングプランナーが新郎新婦の気持ちを上手に聞き出して、悔いの残らないように仕向けるさり気ない工夫が必要になるかもしれません。
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